スペースシャトル輸送機 第3回 内装紹介

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前回燃費について書いた後少し間が開きましたが、今回は内装の紹介をしたいとおもいます。
その前に、スペースシャトル輸送機の通常型B747からの改造概要をご説明します。

大きくは下記の3つになります。
1)シャトルを機体上部に載せるための支柱の取り付け
2) 軽量化のための内装取りはずし
3)機体強化、強力エンジン換装、横方向安定化のための水平尾翼端の垂直安定板追加
上記3点の内、1)の支柱とと3)の水平尾翼端の垂直安定板は外見ですぐに分かるのですが、その他については一見して分かる資料は余りありません。
調べる内に英語版wikipedeaに2)の説明が分かる機内写真を見つけましたので紹介したいと思います。


下の写真は、スペースシャトル輸送機の内部を撮影した写真です。軽量化のため、座席だけでなく、内張まではがされてるのがよく分かると思います。

なぜか機体後部の圧力隔壁部にクモの絵が本当に描かれています。
これがJAL123便墜落事故の時一躍有名になった機体内部の圧力を高めに保つための壁です。
この破壊が原因かどうかについては賛否両論有り、未だその実態は闇の中ですね。
。

そして、一階前方のファーストクラス席のみ残しているのと、昔の747の特徴である螺旋階段が懐かしいです。

エンジンについては通常型に供給されているエンジンと同じ型番ながら推力が大きくなっている資料がありましたのでその値を下記に示します。
エンジン　4基 × P&W JT9D-7J  turbofans 　50,000 lbf  ←　一般供給　47,900 lbf
lbfは重量ポンド( pound-force )のことで、表す量としてはN(ニュートン)やkbfと同じです。

と言ってもなんじゃらほいと思われるかと思います。馬力と表現が違うので比較出来ないので説明をどうしようか思案しているところです。
50,000 x 4 x 0.45359 = 90,718 kgf となります。
これは、地上で86 ton の重さを持ち上げる力と同じと理解してください。
86 ton はスペースシャトル輸送機の空虚重量144 ton、最大積載重量322 tonと比べると小さな値ですが、ご存じのように飛行機はロケットと違い翼も使用して空中に浮くようになっいていますので、これだけの力でも十分と言うことです。

ここでスペースシャトル輸送機とは関係有りませんが、B747の螺旋階段にまつわるお話を一つ。
女性には申し訳ありませんが、B747が登場した1969年頃はミニスカートが流行っていて、キャビンアテンダント(当時で言うスチュワーデス)の制服もミニ。この螺旋階段をしたから覗き、目の保養をさせてもらった男性諸君が結構いたらしいです。

ちなみに私がB747に乗った頃は現在の直線階段となりさらに、階段の周りはギャレーで囲まれているので、その様な幸運に巡り会うことはありませんでした。

今日もお付き合いいただきましてありがとうございました。

コメント 16

ずいぶん努力して軽量化したのですね！
by まほ (2012-02-28 03:02) 

軽量化のためにいろいろ工夫があるのですね。
by pandan (2012-02-28 05:08) 

楽しく生きようさん おはようございます。
nice!＆コメントありがとうございます。
もっと円安になってもらいたいとの事ですが、為替取引をなさっているのですか？
by mydreamtoday (2012-02-28 06:15) 

おはようございます
α77情報の続きです
連射時、ファインダーは問題なく被写体を映し出していますよ
あまりの連射スピードの速さであっというまですが。。

by きしりん (2012-02-28 07:44) 

すごいですねビックリ(-_-;)
軽量化のために努力されたのですね＾＾
by koume (2012-02-28 11:21) 

残念でしたね～　螺旋階段の時代に搭乗していればよかったのに～って思いました　私ではないですよ（＾＾；
by トータン (2012-02-28 12:57) 

nice!＆コメント有り難うございました
by りぼん (2012-02-28 14:42) 

稚拙なブログにご訪問戴きありがとうございました。

by akanenosora (2012-02-28 15:23) 

どうしたのでしょう・・急にお顔が見たいとか・・(^^;)
私のブログ、昨年に2回本人が載っています
11/19同期会・11/26ボジョレーヌーボーです
両方に写っているのが私・・見つけられますか～?(^_^)
by viviane (2012-02-28 16:01) 

楽しく生きようさんは乗り物に本当に詳しいんですね！！
by リキマルコ (2012-02-28 16:14) 

こんばんは
すごいですね♪
by 瓶二郎 (2012-02-28 17:35) 

こんばんは。お越し戴きアリガトウございます。♪
by yakko (2012-02-28 19:50) 

こんばんは。
よく御存じですね。
ミニの制服の話、ウフフでした。
by 夏炉冬扇 (2012-02-28 22:35) 

ジェットエンジンやロケットエンジンは、昔は水力何トン、という表示がされていたのですが、最近はNとかlbとか、ちょっとわかりにくい単位が使われていますね。
by Loby (2012-02-29 01:36) 

皆さん楽しいコメントありがとうございます。
ミニについては先輩方がやはり佳い思いをされているようで。
単位についてはこれまで日本国内で使われ慣れ親しんできたものから、SI単位系と呼ばれる国際標準の単位に置き換わってきています。
それでなじみづらいところがあります。
といいつつ、飛行機、特にアメリカ情報はアメリカのワガママの為、アメリ国内で使用されている、インチ、ポンド、マイル、フィートがまかり通っています。
ごちゃごちゃしていますので、これからも出来るだけ換算してわかりやすいようにしていこうと思います。
by 楽しく生きよう (2012-02-29 07:59) 

you have a lot of “facts” wrong it’s laughable. I suggest that you go back to the drawing aboard and try once more
Elijah http://thebestshoelifts.tumblr.com/archive/
by Elijah (2013-10-07 05:47)