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自動車用燃料としてのアルコール(エタノール) 第3回 ガソリンとアルコールどっちが先??(2) [科学技術 テクノロジー]

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目次 科学技術(テクノロジー)

前回ガソリンとアルコールどっちが燃料として先に使用されたかはっきりしないと書いたところで終わりました。
今日はその続きです。

自動車用燃料としてのアルコール 第1回 内燃機関燃料としてアルコールとガソリンの歴史 オットーサイクルのニコラウス・オットーも登場 は → こちらをポチッと
自動車用燃料としてのアルコール 第2回 ガソリンとアルコールどっちが先??(1)
                                             は → こちらをポチッと

今日はその続きです。
例えばgasという表現が文章内にあったとします。今回調べていると、ガソリンと理解するのか、石炭を蒸して出来上がる燃焼性のガスのことを指すのか英語圏でも取り方が違っていることが分かりました。主にアメリカではgasのことをガソリンと理解するようです。
これも一つお勉強にはなりましたが、本当はどっちが先だという自分の疑問は解消されないままです。

ただ、初めて流れ作業という方式でつくられた近代大量生産の祖先としてあまりにも有名なT型フォード( 1908 - 1927 )はガソリン、ケロシン(現在のジェット燃料)、エタノールを燃料として使用出来るようつくられていたようですので、この時代までは普通にアルコールが自動車の燃料として使われていたと考えて良さそうです。

Late_model_Ford_Model_T.jpg

この車を開発した、ヘンリー・フォード(Henry Ford, 1863/07/30 - 1947/04/07)は当時ニューヨークタイムズに今後100年間の燃料を確保するため十分なジャガイモ栽培が必要と考えていたようです。更に、未来の燃料として果実を使ったアルコール量産すべきというような内容の記事が載る発言をしているようですから(1925年)この頃は、アルコールの勢力もある程度有っただろうし、将来性があると思われていたのではと思います。
またヘンリーフォードは、現時点で振り返るととても先見性のあることを言っているのですが、これがガソリンという物の生産能力がまた未知の物という前提で語られている可能性もあるので、諸手でヘンリーフォード万歳とは言い切れません。
ここで、エタノールという言葉が出て来ましたが、今回のシリーズでアルコールはエタノールと思って頂いて結構です。アルコールもエタノールも出て来ますがお許しください

470px-Henry_ford_1919.jpg

この当時のエンジンはもちろん現在と、「基本」は同じ構造ですから今現在でもエタノールをガソリンの代替にしようと思えば出来るのです。(自分の車にアルコール入れてはいけませんよ。そのまま燃料を変えるだけではだめです。アルコールによって金属やゴム、樹脂など腐食しない材質を使用していることと燃焼調整が必要です。 試す方はいないと思いますが念のため)

ここから先、アルコールからガソリンが自動車用燃料の座を独り占めしていくのですが、その話はまたこの次に。
本日もお付き合い頂きましてありがとうございました。


来たよ(65)  コメント(4)  トラックバック(0) 

来たよ 65

コメント 4

夏炉冬扇

今日は。
ガソリン高くて…弱ります。
by 夏炉冬扇 (2013-05-15 12:52) 

JR浜松

ご訪問&nice、コメント有り難うございましたm(__)m

by JR浜松 (2013-05-15 16:03) 

johncomeback

ご訪問&nice ありがとうございます。
興味深く、為になるブログですね(^^)ニコ
by johncomeback (2013-05-15 17:54) 

さきしなのてるりん

あ、言われなければわたしやっちゃいます(笑)。
by さきしなのてるりん (2013-05-15 21:16) 

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