自動車燃料としてのアルコール 第２シリーズ その７ フレックスフューエル車

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今日から２回に分けて、フレックスフューエル車とガソリン車の違いについて触れようと思います。
燃料電池車をもうすぐトヨタが販売しようとしている中、今更エタノールなんて何だと思われるかもしれません。

楽生は日本が目指すべきはこのエタノール燃料ではなく水素燃料だと思っています。
ただ、その水素利用が一般的になるまでまだまだ時間がかかると思っています。
ならば、化石燃料が少なくなり高騰している中、燃える可能性があるものをガソリンやディーゼル燃料に混ぜて走られるマルチフューエル車を使用し、日本各地で作ることが出来る燃料を混ぜるという考えがあっても佳いのではないかと思っています。

その中でガソリン100%からエタノール100%までいろいろまな混ぜ方全てに対応しているフレックスフューエル車は、楽生が考えるマルチフューエルの先駆けとして紹介したい題材です。

日本ではいっこうにエタノールを混ぜたガソリン販売が一般的ではありませんし、その兆しもありません。
自動車会社は宣伝していませんが、最近の車はバイオ燃料に対応したものも出ているようです。
許容できるアルコールの濃さはE3程度かと。
その根拠は、お国が(私は知りませんでしたが)2003年頃にこのグレードを使用しましょうと動いたような。

全ての車にすぐこの燃料を入れて佳いかどうかはメーカーに確認が必要です。
アルコールは未対応車の燃料タンクからエンジンに至るルートで使われているプラスチックやゴムを侵します。
フレックスフューエル車はもちろんこの対策が取られた部品が使用されています。
下記は少し古いですがフューエルフレックスエンジンの一例です。

また、単に部品を替えれば話しはおしまいとはなりません。
エンジンの調整が必要です。
点火プラグによって火を付けるタイミングが一番大きなポイントです。
ガソリンとエタノールでは火を付けたときの燃焼速度が違うので、エンジン内のピストンの位置がどこに来たときに火を付ければ最も燃焼効率がよくしかも力が出せるタイミングにする必要があります。

この調整をすることが出来るのがフレックスフューエル車です。

これを応用して少量でも生産できる燃料とガソリンを混ぜる車が出来たらいいと思いませんか。

次回フレックスフューエル車についてもう少し書いて、飛び飛びになりましたが、２回目のエタノール燃料についての連載を終わりにしようと思います。

今日は貴重な時間を私のブログに割いていただきましてありがとうございました。

コメント 7

ガソリンに代わるいい燃料が出てくれることを
熱望します。
難しいことは分からないのですが・・・
by yoko-minato (2014-10-13 09:48) 

こんばんは！
最近の車の技術情報には残念ながら着いて
行けません。
　技術革新の競争ですね。

by Take-Zee (2014-10-13 18:07) 

yoko-minatoさん
　化石燃料に頼らない燃料革命が早く来てほしいものです。
by 楽しく生きよう (2014-10-13 20:55) 

Take-Zeeさん
　いやいや私も同じようなものです。
　日本は、国家を上げて技術革新に本当に打ち込んでいるように思えません。
by 楽しく生きよう (2014-10-13 20:56) 

拙ブログへのコメントありがとうございます。
ベネッセの対象者は娘になっているのですが、
覚えが無いんですよ(-＿-)ｳｰﾑ
by johncomeback (2014-10-14 20:20) 

johncomebackさん
　そうだったんですか。
　家の場合長男だけが関わっていましたが、いつの間にか次男もデータもたれてしまっていました。
　次男のデータ提供した覚えないんですが。
by 楽しく生きよう (2014-10-14 20:58) 

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by StepBar (2020-03-21 02:18)