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パソコンバックアップ 必要性 寿命 防衛 HDDについて [パソコン]
パソコンバックアップにいろいろコメントいただきありがとうございました。
皆さんのコメントと一緒に文章見直したら、必要性について書いていなかったなと思いました。
今回はそのことについて書きたいと思います。
今回はHDD編です。 CD、USB、オンラインストレージについては別途書かせていただきます。
では本題に。まず寿命
現在世の中に出回っているパソコン、DVDレコーダー、ナビなどに使用されているHDDの寿命は、ざくっとですが4年前後とお考え下さい。
これは使っていても使っていなくても余り変わらない、のが今私の持っている知識です。
違いがあるとすれば、毎日使い続けたものと、1ヶ月に位置時間程度使ったものでは、先日のHDDしゃしんひだ理に三角形した物、これは磁気ヘッドと言いますが、この磁気ヘッドを駆動する電子回路や部品の消耗、写真中央の銀色に光っている円盤(プラッターといいます)を回転させるモーターの消耗です。
昔は、HDDに対する読み書きの回数がメーカーから限界値として提示されていましたが、現在は、銀色に光る円盤の表面に作られている磁性体の膜が化学変化で劣化する年限が使用限界とされています。これがだいたい4年くらい。
当然個体差があります。私の経験上1年も経たないのに不具合が出始めたもの、6年近く動いているもの、様々です。4年の機体寿命があるのですが、私は、自主防衛としてHDDを更新したらその時点からすぐに壊れてもいいよう対策を取るのが最善と考えます。
従って私の場合、ここ数年は、一台HDDが必要になったら2台購入するか、壊れたHDDと一緒に買ったHDDをおライン異様に回してそのバックアップ用HDDを購入するようにしています。
壊れ方 故障の兆候
分かりません。が回答です。
HDDの中に書き込まれている情報の重要度は千差万別ですが、書き込まれているのは銀色に光る円盤上であり、その重み付けは全く同じです。「ここに書いておけば絶対壊れない場所」はHDD上にはないのです。
たまたま、HDDの磁性体が壊れた場所がHDDの情報を読み取る一番最初のデータに当たると、パソコンであればブルースクリーンになったり、「立ち上げに必要なデータが読めません。」という冷たい、そして心臓が止まりそうなメッセージが出されるわけです。
運がよければ、ちょっとデータが読めないでもchkdskしたら立ち直った、とか、何となく立ち上がりが段々遅くなってきたぞとか、がりがり音がして何度も繰り返してやっとデータを表示出来るとか、現象がつかめる場合もあります。でも、人間は都合の良いように考えがちで動き出してしまえばすぐに忘れてしまい、本当に壊れるまで気付かないのがほとんどです。
がりがり音がし始めたときは結構末期に来ていますので、すぐに対処した方が良いです。これだけははっきり言える兆候です。でもこればかりではないのは上記の通りです。
データの復旧
HDDの故障の一つに、OS部分のみの破壊があります。機器の立ち上げ時に必ず読み書きがある部分なので消耗しやすいのも事実です。
この部分が破壊されたときは、パソコンが立ち上がらなくはなりますが、メインディスクを別に作り、壊れたHDDをデータ用として別のディスク名称で立ち上げれば、すんなりとデータ復活出来る場合があります。
これはラッキーな例。
でも、かりかり音やOSの立ち上がりが遅いなど駆動系や電子回路はたまた磁気ヘッドそのものに支障が出ている場合は、復活難しいと思って下さい。
業者委託して救われる場合もあるので、本当に復活させなければならない貴重なデータであれば、数十万かかりますが頼むことも一策だと思いますが、復旧する保証はありませんので、自己防衛をおすすめします。
新しい技術ほど長持ちしない ここからはうんちくです
人間が情報を蓄える方法が、石、木、紙、レコード、磁気テープ、FDD、CD(LD,DVD,BD)、HDDとより高度に、より緻密になってくるに従い、情報を取り出す方法が限定され個人の手に負えなくなってきています。それが故に、段々と蓄える媒体の寿命がその媒体そのものの寿命+読み取り装置が無くなる(技術の進化による古い技術の切り離し)などの理由により短くなっています。
単純に石とHDDと比べたら数千年保持出来る石と4年くらいしか保持出来ないという媒体の寿命もありますが、石ならこれから先も人が読むことで理解出来て問題無いですが、HDDは規格が変わると読み書き出来なくなるため、装置が無くなると自動的に記録媒体ではなく単なる箱になってしまいます。
常に新しい技術に飛びつくのは無理出し無駄だとは思いますが、その時々で、昔蓄えた媒体から新しい媒体にうまく引き継いでいくことも情報を長持ちさせるために必要で、各人の目利きが必要とされるところです。