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心筋梗塞 2回目のカテーテル治療 第6回 治療の実際3 治療が終わって止血。大丈夫だと思ったのにやっぱり顔面蒼白に。 [心臓病]

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●心筋梗塞   ○カテーテル治療 2回目
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mark heart care 30.JPG

今日で2回目のカテーテル治療の記事終わらせます。
治療が終わってから止血する部分を書きます。

シートをはがされ、カテーテルチューブ周りの消毒剤を拭き取ります。
やっぱりこの作業痛いです。1回目のカテーテル治療の記事でも書きましたが、何度味わっても痛いです。アルコールを浸ませたと思われる脱脂綿の固まりを押しつけてごしごしやられるので。

この後処理中、メインの先生はじめ、応援の先生、楽生の主治医の先生とも疲れ切った様子で、半ば放心状態でした。
腰に手を当てのびをしたり、上を向いて「ふーっ」と息を吐いたり。

この時19時半でした。最初勘違いして17時からはじまったと思って「2時間半ですか」と言ったら、「違いますよ4時間半ですよ」と。(15時から始めたのに午後5時と間違ってしまいました。)
治療を受けている間は楽生自身、治療の状況を見てその進行に集中していたので時間が過ぎるのが分からなかったんです。それと時間の勘違いがありぼけてしまいました。

腰が痛いはずです。4時間半も仰向けでじっと動けずでしたから、まあよくここまで腰が持っただと自分の粘りにも拍手を送りたいです。今でもそう思っています。でもその後がつらすぎました。

最後の苦行の始まりです。疲れてはいましたが先生達最後の力を出せるくらいに回復したようです。
左右両方に入れたカテーテルチューブを抜く時が来ました。
1回目のカテーテル治療では念のために1日入れたままにしていましたが、今回は治療終了と同時に抜き取ります。

「痛いんですよねこれ。」と楽生が言いますと、まあ我慢して下さいと。
治療台が一番下まで降ろされた後、楽生の右に主治医の先生、左にメインで治療してくれた先生が位置取りしチューブが抜かれました。
その後即二人が体重をかけて出血を防ぎます。
流石にメインの先生疲れた様子で細い方のチューブ後の担当と言うこともあり、看護師さんが用意した椅子に座って止血していました。
主治医の先生は立ったまま体重をかけてきます。やっぱり痛い。腰もね。


でも既に一度経験していることなので、二人の先生とおしゃべりが出来る余裕は出来ました。
いい気になって血管の話や心筋梗塞の話をしていたら、その話の内容で段々気分が悪くなってきて、「先生やばい」、「そんなにやばくないですって」これまでの話の流れで先生が返してきます。

「違うの本当に冷や汗出て来た。」顔面蒼白になるのが分かります。

「え?そうなの。じゃあ2本行こうか。」
右手首から冷やっとした液体が静脈に広がるのが分かります。
速効で効きます。ありがたいことにそれで落ち着きました。
たぶん強心剤だったと思うのですが名前を忘れてしまいました。

細い方のチューブ跡の止血は10分、太い方は20分で完了しました。

先生気を使って、「ほらもう終わりましたよ。綺麗に止まってます。」

止血した後は再出血しないように押さえのボールのようなものを当てられ、荷造り用の紙テープのように幅広でとっても粘着力が強いテープでがんじがらめにされました。

今回は左右2箇所です。
更にマジックテープ式の押さえも左右に装着されました。

再度ベッドにもどされ検査着を着せられ輸液ボトルをベッドに仮設置して移動開始です。

治療室を出る頃には20時半くらいになっていました。
かみさん心配だったと思いますが、私の顔を見て笑顔を返してくれました。

その後CCUに戻ってから両足を拘束され朝までそのままとなりました。
止血後6時間は拘束されます。
地獄の痛みが一晩中続くことを意味します。

私の痛みを察してくれた看護師さんが睡眠薬の注射を先生に許可取ってくれていてすぐに打ってくれたんですが、2時間位しか眠れませんでした。

この夜は30分持たずにナースコールを押して上半身の向きを変えてもらいました。
あまりの痛みを見かねて、どの看護師さんも向きを変えるときに背中をマッサージしてくれました。
本当にありがたいと思いながらも、痛みが引くのは少しの間でその後は痛みが再発するので何ともやりきれませんでした。

ここで書いても差し支えないと思いますので書かせていただきますが、看護師さんが少し拘束をゆるめておいてくれました。
当然紳士協定のようなものですから足を動かしたり自分で寝返りを打ったりしませんでしたが、少しだけでも足に余裕があるのはありがたかったです。
拘束の紐は引っ張られると結構食い込み痛むしストレスがたまります。その痛みがなかっただけでもありがたかった。


今日で2回目のカテーテル治療の記事を終了します。
6回にわたりおつきあいいただきましてありがとうございました。

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来たよ 78

コメント 10

SORI

楽しく生きようさん おはようございます。
読んでいるだけで痛さが伝わってきました。カテーテルにお世話にならないように精進いたします。
by SORI (2014-08-07 04:10) 

yoko-minato

治療の辛さは体験しないと分からないものですね。
身近にこの治療を受けた(でも楽生さんの方が大変)
ものが居ましたがそこまで思いやれませんでした。
本当にお疲れ様。
奥様の存在は大きな支えでしたよね。
そして奥様にとっても・・・ね。
by yoko-minato (2014-08-07 09:43) 

楽しく生きよう

SORI さん
 この病は食べ過ぎだよとか運動不足だよなんて体が教えてくれません。
 いざ痛くなったら速効治療になります。

 やっかいです。
by 楽しく生きよう (2014-08-07 12:29) 

楽しく生きよう

yoko-minatoさん
 軽い治療で済めばそれだけ心臓損傷は少ないので、私のような具合になる前にとにかく早く医者にかかり検査することをおすすめします。

 かみさんには本当に感謝です。
 この病を堺に互いに再度思いやる気持ちが強くなったと思っています。
by 楽しく生きよう (2014-08-07 12:32) 

てんてん

痛そうですね
僕に耐えられるかにゃ
by てんてん (2014-08-07 20:52) 

ma2ma2

僕の入院した日大では緊急以外のカテーテルは患者の負担を考えて基本手から行う様にしているとの事で、手からの血管が細くてカテを入れられない場合に足からのアプローチになるらしいです。
僕の場合も左手から3回目のアプローチで何とかカテが入り2個のステントを留置し、最初の治療と合わせて合計3個のステントが入っています。
そして手からのアプローチだと腕の中をカテが入って来るのがはっきり判りました(^^)
by ma2ma2 (2014-08-07 20:56) 

楽しく生きよう

てんてんさん
 ならないよう体に気をつけて下さいね。
by 楽しく生きよう (2014-08-08 17:36) 

楽しく生きよう

ma2ma2さん
 佳い病院にかかられたんですね。
 私の場合は足からでした。足からのアプローチの方が確実だからだそうです。
 腕からアプローチしてくれると言うことは相当腕が佳いお医者さんだという証拠ですね。
 うらやましいです。
by 楽しく生きよう (2014-08-08 17:40) 

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