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日本はどうやって電気を得ればよいのか 第5回 太陽光発電 やっと国が動きました。初の認定取り消し672件 [エネルギー]
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これまでこのシリーズでは前向きな記事の書き方をしてきました。
でも不当に利益を得ようとして、ちゃんと事業をしない日本人がたくさんいることを知っていました。
ようやく国が国民の大切なお金を巻き上げる電気事業の放置をしておけなくなり、とても遅い対応ですがようやく動こうとしています。
[なぜ電力買い取り?原子力からの脱却]
原子力発電をやめるべきだという声が大震災後は大半でした。
楽生はすぐには無理だと思いましたが世論は原発反対一色でした。
それで出来たのが電気買い取り制度。太陽光などの再生エネルギーを使用して発電した電気を電力会社に一定額で買い取らせる制度です。
その高い料金は結局電気を使う消費者が払うことになります。
電力会社ではありません。
それを知って日本人はのんだ。それでも原発はいやだと。
[高い買い取り価格。計画出した者勝ち。]
国は太陽光から手を付け2012年に1kW当たり40円という値を付けました。2014年の今では破格の価格だと思います。
太陽光パネル生産コスト下がっていますから。
2013年の一般家庭発電所の電気買い取り価格は38円です(10kW以下)。
楽生が自治体や国から太陽光発電の補助を受けるときには、申請時に既に発電の目処が付いていることが条件でした。
でも、経済産業省がはじめたときにその条件がないばかりか計画書を提出しさえすれば何十年経ってからでも、発電し始めてから20年間は継続して40円で電力会社が買い取らねばなりません。
そんなおいしい話って有りますか。
[2年経ってやっと実態調査。遅すぎる対応。]
2012年に始まったのに経済産業省が調査はじめたのが昨年秋。
既にある程度調査結果出ており、経済産業省が受け付けた計画2249万kWの内、今現在計画を確認できなかったのは4696件(1332万kW)。その内、672件(303万kW)が計画の実効性がないとして認定取り消しになります。
[このまま実現性がある計画は現段階38%にすぎない]
また、来年の8月末までに発電設備及び発電場所を確保できない場合認定取り消しになる計画が971件(735万kW)に登っています。
更に計画断念を自らした事業者が419件(90万kW)です。
1332 - 303 - 435 - 90 = 504万kW
つまり今回の調査で対象となった1332万kWの内問題なく本気で事業する計画はは2637件(504万kW)にとどまります。
504 / 1332 = 約38%
[既に発電しているのは予定のたった17%]
既に発電をはじめているのは2249万kWの内たったの383万kWで、
383 / 2249 = 17%
足らずです。
[調査は未完 534万kWは????]
今回調査対象となった1332万kWに対して全体認定量は2249万kW。
その差は、2249 - 1332 = 917万kW で、その内発電していることが確かめられたのが、383万kWですから、
917 - 383 = 534万kW
に当たる発電容量の事業計画の実態が明らかになっていません。
追加報告を早急に経済産業省は出すべきです。
[後手ではあるけれどやっと規制]
今後は計画から半年以内に実現しない物は認定取り消しとのこと。
当たり前のことをやっとやるようになった経済産業省。
当たり前のことをもっとちゃんと出来るようになってもらいたいものです。
こんばんは。
ちょっと気になったので、違う面から記事にしてみました。
by Falcon (2014-02-20 18:19)
Falconさん
記事のきっかけになって嬉しいです。
by 楽しく生きよう (2014-02-20 21:05)
うむぅ。自然エネルギを本気で国が支援する体制を取ってほしい。、原発予算、相変わらず再稼働を見越して開発と合わせて予算計上してるわけで、それを自然エネルギの開発支援にもっと回して、矛盾の解消を図ってほしい。
by さきしなのてるりん (2014-02-21 19:49)
さきしなのてるりんさん
私もそう思います。
原発をすぐなくすことは出来ないですが、少しずつ回せば自然エネルギーがもっと栄えると思っています。
by 楽しく生きよう (2014-02-21 21:02)