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自動車用燃料としてのアルコール 第8回 環境対策の一例 最終回 [科学技術 テクノロジー]
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科学技術(テクノロジー)
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今日は最終回として、環境対策について書いてみようと思います。
私が考えるまでもなく、前回の2),3)については回答がありました。
サトウキビの絞りかすをバガス(Bagasse)と言うそうです。これは繊維質と水分を含みます。まだ若干糖分もあるらしいのでこれも取り出せればより燃料の元が増えることになります。
さてバガスですが、繊維質であることから紙の原料になるそうです。
次が大事なのですが、昔からサトウキビの搾り汁を煮詰めて砂糖にするときの燃料として使われているそうです。
これをそのままバイオ燃料を造るのに必要な電気を造る発電機の燃料に使えば佳いんですね。既にそうされているようです。
サトウキビを燃やしたときにCO2以外の物が出来なければ、地球環境にとっては±0の影響となりますが、NOx等必ず出ますからその対策は必要です。それへの電力がまかなえるかがキーですね。
またサトウキビ以外にも、人間の食用となる物でアメリカではトウモロコシ、ヨーロッパではジャガイモなどが原料になっていますが、日本が研究している稲わらや間伐材など食用にならない物や、材木のくずなど使い道の少ない物から糖を取り出す技術が出来れば、今でも不足している食べ物を食いつぶさずに済みます。
エタノールの生産コストを「いくら地球を汚すか = 綺麗にする費用」上乗せして算定し、その分上乗せしたコストをちゃんと地球浄化作業に使うようにして、更に、人間が食糧を確保できる仕組みが出来て初めて、本当にエタノールにしてよかったと言えるようになると思います。
これは紙についても言えますよね。森林を伐採して木を持ってくる。単純ですが地球を傷つけているだけ。
と言うより人間自ら自分がすいたい酸素を減らしている。
人間てマゾなんでしょうか。単なるバカですねやっぱり。
これでアルコールについての第一シリーズを完了にしたいと思います。
この後もシリーズでお話ししたいと思いますのでまたその時はよろしくお願いします。
今日もお付き合い頂きましてありがとうございました。