SSブログ
●最上位目次●健康全般 ●自動車全般

スズキ アルト S 第1回試乗メモ 09 総評 車重 燃費発表 本題のラスト[Suzuki ALTO S] [自動車]

●最上位目次 ●自動車全般 ○アルト
←08話 全10話 10話 最終回→

8代目スズキアルトSの初めての試乗メモの9回目です。
そして本題の最終回です。

では今日の本題です。

Suzuki ALTO S 16 front right up 600.jpg

[総評]
{価格以上の値打ち有り}

8代目スズキアルト S(2WD)に試乗しました。
最低価格 847,800円からで2015年1月現在の最高グレードX(2WD)価格は1,134,000円です。
現在170万円越えが当たり前化しつつある軽自動車の価格体系に対し、約半分の価格で販売される車の登場です。
軽だけではなく、自動車業界に一石を投じる車だとテスターは思います。

思い切った割り切りをしています。
でも必要最低限以上の装備が備わっていると思いました。
グレードSでそう思いました。

今回試乗したSは1,002,240円で、その上にXというグレードがあります。
両グレードの価格差は、131,760円です。
結構差があるように感じますが、下記装備差からテスターはXが一押しだと思います。
その一押しでも、1,134,000円ですから十分購入動機になる価格だと思います。

1)衝突安全装置
レーダーブレーキサポート
誤発進抑制機能
エマージェンシーストップシグナル
2)キーレススタートシステム(押しボタン式)
3)チルトステアリング
4)オートエアコン
5)LEDターンランプ内蔵電動ドアミラー
自動格納機能付
6)イモビライザー
7)ルーフアンテナ
8)フロント、リア両方にスタビライザー
5)15インチタイヤとアルミホイール

くどいですが最上位グレードXでこの装備です。そして価格は、1,134,000円です。

割り切り以上のものをスズキは提案しているとテスターは思います。
そして割り切りによる贅肉落としと積極的な贅肉落としの相乗効果で大きな重量低減を生み、結果コスト低減に役立っているとも思います。

{車重}
既に何度も書いていますが8代目アルトの売りはこれだと思うのでもう一度車重について書いておこうと思います。
車重を軽くするためには、
1)使用する部品を軽量化する
2)使用する部品を減らす
3)装備品を減らす
必要があります。

アルトは、車高を下げ、使用する部品を減らし、装備品を減らし、その結果650kgという現在の乗用車の中では驚異的な軽量化を達成しました。

装備を減らすことはとても勇気がいる決断だと思います。
元々、不必要な装備で誰が見てもいらないと言ってくれるうよなものなら、省くことにメーカーは躊躇しないだろうと思います。
しかし、他車との差別化、高機能化、便利さの追求のためという重装備に傾く考えはなかなか捨てることは出来ません。
購入するも高機能とうたわれるとそれに目がいき、付いていない車に対して魅力がないと判断しがちです。

しかし、競合車と思えるダイハツミラの750kg、自分の先代7代目アルト710kgと、8代目アルト650kgは何という差でしょうか。

成人男性一人または二人分の差があります。
これがムーヴ、Nワゴンクラスとの比較では158kgある横綱白鵬一人分の差が生じます。
更に、軽でもう一人分の重量(つまり白鳳二人分)差がある車が存在します(ダイハツウェイクやホンダN BOXカスタムターボ等は1ton有ります)。

上記の人間を常に乗せている車と全く乗せていない車。
どちらに乗りたいでしょうか。
テスターなら載せていない車です。

車重が軽くなると車が軽快に走ることは当然で、車体に無理な重量や捻りがかからず、タイヤをはじめ足回りへの負荷軽減により各部品へのストレスが低くなり、使用する強度部材を軽量化出来ます。

今一度アルトだけの話に戻しましょう。
7代目アルトF(710kg)と比較すると60kgの減量に成功しています。
成人男性一人分です。

先進技術を開発し、無理と言われてきた数々の壁をぶち破ることはとても大切ですが、基本に立ち返ること、地道な努力をすることも大事だと思います。

同乗してくれた営業さんが言っていましたが、
「軽いことは車体はじめ各部品に掛かる負荷を下げトータル的なランニングコストが安くなるのではないか。」
と。
佳いこと言うなと思いました。
確かにそうだと。部品のへたりが少なくなり寿命が長くなれば部品交換に伴う費用が減る。
または、少し安価な部品を使用してもこれまでと同じ期間保つ。
交換コストが安いからやっぱり費用低減になる。
軽いことは佳いことだと改めて思いました。

テスター自身、最大重量時に較べ2/3というと大げさですが、最大重量時の70%以下に体重を落としています。
最大荷重がかかっていたときに較べると足の筋肉が細くなってきました。骨も細くなっていると思います。
上が軽くなれば下の強度を落とせてより軽くなる。
更に、膝や腰にかかる重量低減し、心臓に、そして関節に優しいと実感しています。

{燃費}
8代目アルトSを初めて試乗しました。
走行距離は、15.2kmでした。
そして、燃費は24.7km/Lです。

Suzuki ALTO S 17 consumption 300.jpg Suzuki ALTO S 18 Distance 300.jpg

カタログ上のJC08モード燃費は37.0km/Lですから、66.8%にしかなっていません。
悔しいと思っていますが、正直、今回アルトを試乗してみて30km/Lを超える運転はかなり難しいのではないかと思いました。
JC08モードの81%を超えないと30km/Lにはなりません。
今回テスターはいつもの試乗のように燃費重視の運転をしたつもりです。
これ以上どう工夫すればいいのか。
1名乗車にすれば、低出力車なので燃費に効いてくるとは思いますがそれが妥当な措置かどうか。

それでも、20km/L越えは出来そうだという前向きの考え方をした方が気が楽かも知れません。
と逃げておこうかな。

9回に渡り書いてきた、8代目アルトSの第1回試乗メモの本文はこれで終わりです。

いつもながら長い文章にお付き合いいただきありがとうございました。


次回番外編として、佳い営業さんと会えたことについて書こうと思います。

今日も貴重な時間を当ブログに割いていただき、ありがとうございました。


来たよ(97)  コメント(6)  トラックバック(0) 
共通テーマ:自動車

来たよ 97

コメント 6

ことむちゃん

だいぶ遅くなってしまいましたが、明けましておめでとうございます^^
昨年中は、訪問頂きまして、ありがとうございました^^
どうぞ、今年もよろしくお願いいたします^^
by ことむちゃん (2015-01-24 15:10) 

楽しく生きよう

ことむちゃん
 ご丁寧にありがとうございます。
 こちらこそよろしくお願いいたします。
by 楽しく生きよう (2015-01-24 16:15) 

しのぴん

やっぱり軽いと言うのは最高のメリットですよね!!。例えばtベンツはアルミを多用して軽量化してますけど、あれは高額車だから出来る手法であって、やり方としてはスズキの考え方の方が良さそうな気がします。
スズキはこの軽量化手法を上のクラス(フイフトとか)にも展開していく様ですね。他のメーカーもスズキに負けない様に軽量化を進めて欲しいモノです(^。^)。
by しのぴん (2015-01-24 18:08) 

楽しく生きよう

しのぴんさん
 私も基本に立ち返り軽量化に取り組んで欲しいと思います。
by 楽しく生きよう (2015-01-24 20:40) 

かっちん

無駄な重量を徹底的に排除して手に入れた軽量ボディー。
同じ軽自動車でも600kg台~1トン近くまで。
不足動力はターボで補うって手法ですもんね。
アルト、潔い開発コンセプト&低価格。
新しい価値観のファン開拓に成功するといいですね。
by かっちん (2015-01-25 23:28) 

楽しく生きよう

かっちんさん
 軽量で強靱なボディーを格安で。
 これが車ですよね。
by 楽しく生きよう (2015-01-26 21:22) 

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

Facebook コメント

トラックバック 0

トラックバックの受付は締め切りました

この広告は前回の更新から一定期間経過したブログに表示されています。更新すると自動で解除されます。