●最上位目次 | ●健康全般 | ●自動車全般 |
スポーツ教室 少年野球に思うこと [スポーツと心]
今年は昨年より早く、3月末から少年野球の公式戦がスタートしました。
私は今日4/29のある会場での第三試合の主審を皮切りに、5/6の主審、更には・・・と、今年の審判シーズンが始まります。
今日は少年野球に思うことを少し書いてみたいと思います。
皆さん少年野球の実態を知っていらっしゃる方には嘘つきと思われるかもしれませんが、私の偏見に充ち満ちた勝手な解釈によりますと、少年野球に対する不満は下記の通りです。
(1)少年野球は「少年の健全育成に取り組む場だ。」といった詭弁により野球好きでその世界に浸っている大人(特に長老が抜けない悪しき体質)によって運営される団体行為。
(2)監督、コーチ、父兄そろって試合中熱くなり、特に監督コーチのこの世界独特のなれ合い及び都合がいいときの強健さ。
(3)だれも審判に敬意を払わない。
今日はこの内、(1)に絞って書こうと思います。
(1)のように思う私の心
1)昨年の震災直後3/12は流石に見送られたが、3/13からは普通に練習試合実施。
2)東電の計画停電が休日中止となっていないのに平気で公式戦実施。
試合会場までの子供、大人、審判全てはボランティアによる車提供により成り立っています。なのに、その道のりでの事故に全く無頓着。現場に到着して当たり前。
3)子供の体調に無関心。肩を壊せば本人と親の責任。
体調管理は運営者、監督が責任を取るのが当たり前だと思います。
私の地区では、15アウトでピッチャー交替となります。 15 x 3 = 45 で、いかにもよく言われる、小学生は一日50球までに収まって佳いように見えますが、実態は四球もあるし、ファウルボールもある。だいたい、90球くらい投げています。
しかも、一日2回戦するのは当たり前で、予定が詰まってくると土日連続です。つまり、勝ち続けると2日で4試合投げる子も出て来ます。
1日で180球、2日で360球。
プロでも100球目安で中5日が当たり前なのにです。どう思いますか。
今年発行の軟式野球競技者必携に改訂があり、1試合5イニングまでで、途中交代の場合は切り上げイニング数を計算。更に、一日2試合までとし、2試合投げるときは合計7イニングまでとなりました。
さあこれがどう適用されるのか。
この記事を書いている今時点何の連絡もありませんから、昨年のままなのでしょう。
↑全く子供のことを考えていない。更にはこの競技者必携を呼んでいる関係者がいないと言うことです。いかにいい加減かが分かるでしょう。
大会数が多いため、常勝チームはほぼ毎週1.5試合している勘定になります。
昨年、私が関係しているチームは県大会1回しかいってませんが、それでも全60試合です。県大会(5回チャンス有り)に全て出たならもっと多くなるのは分かりますよね。
この試合数を、3月の終わりから10月上旬まででこなすんです。6ヶ月半くらいですよ。
更に言えば、試合が無い日は半分以上の確率で練習試合が入りますから、ピッチャーが出来ると思われた子供は毎週2回100球/日以上を2月から11月まで投げ続けています。
こんな大会やめて欲しいのですが、聞き入れてもらえずにいます。
今日も貴重な時間を割いてお付き合いいただきありがとうございました。